自称・ミュージシャンの本棚

シンガーソングライターむーすくりーむの読書メモ集。

秘密資金の戦後政党史: 米露公文書に刻まれた「依存」の系譜 (新潮選書)/名越 健郎 (著)

[外国の資金援助はなぜ違法か] 
外国の組織が日本の政党に政治資金を提供する場合、当事国の戦略や思惑も絡んで、国家の主権や安全保障を危うくするリスクを伴う。 
 
 
外国人献金問題は外国人とは知らなかったと言えば罪に問われない。ザル法
 
保守合同を働きかける米国、 左翼勢力の台頭を防ぐ狙い。
 
マッカーサー2世と岸の太いパイプ。
 
 日本を東アジアにおける反共の防壁に。
後藤田をはじめとする有望官僚との接触、  社会党への妨害工作
 
岸は現時点で米国の目的から見て最良のリーダーだが、国民人気が高くない。岸を強化することを考えるべきだ。 マッカーサー2世
 
共産主義との戦いを名目に米国に金をせびる佐藤蔵相。川島正次郎幹事長をチャンネルにハワイで受け渡し。
 
岸から池田に乗り換え。駐留軍の大規模な撤退を求めてくることを察知し、排除に動いたのか。
 
岸は世論を理解できなかった。彼の強権的な行動は、日米開戦時東条内閣の閣僚だったという事実と結び付き凋落に繋がった。
日本人は優れた民族だが、理解しにくく、我々とは全く異なる人々だ。 マッカーサー
 
官房長官時代アメリカからの資金提供申し入れを断った大平正芳。こんなことが前内閣まで慣行として行われていたのですかねぇ… いつになく口吻をもらしていた。
 
CIAの自民党資金工作がロッキードにつながる。
 
親米的な穏健保守政権を安定化させ、日米同盟を強固に。親米派の首相は長期政権になるというジンクスもできた。
 
初代委員長西尾末広
アイゼンハワー政権はより親米的で責任ある野党の誕生を望み、58年5月前にCIAが左派野党勢力からの穏健派分裂を画策することを認める。当時の日本円で2700万円程度の資金援助が継続的に行われた。(60~64年)
新安保条約に是々非々の姿勢で望む民社党の誕生は社会党に打撃を与えたが、岸政権にとっては国会運営にプラスとなった。
 
日米を離間させ、日本への影響力を強めようと社会党左に浸透してくる中国共産党に対抗する狙いもあった。
 
資本主義対社会主義ではなく民主主義対全体主義で世界を見る。(民社党
 
岸とマッカーサーの秘密会談、自民党議員が20名程度民社党に合流しても私は反対しない。
 
自民党民社党てこ入れのために資金援助。社会党弱体化させ、かつ安保国会を乗り切るため。
 
米国曰く、先進国には健全な西欧スタイルの社会民主主義政党が必要。 健全野党の育成、自民党以外の選択肢を与える。
 
戦後超大国となった米国は冷戦時代に世界の警察官として、各国の内政や選挙に干渉してきた。
 
[民主政治の発育不良]
違法な外国資金を導入する政党の体質が、政治外交の思考能力を失わせ、健全な与党、野党の発展を阻害した。外交政策ではなく追随政策、政策立案による与野党競争ではなく単調なイデオロギー論戦。
 

史上最高のセミナー/ジェイソン・オマーン (著), マイク・リットマン (著)

<ジム・ローン>
・成功とは、自分がそれに相応しい人間になることで引き寄せるもの
そのためにはスキルを身につけなければならない
 
・自分自身を磨く(態度、人格、性質、評判、言葉その後にスキル)
 
・成功の言葉を学ぶ。言葉は富への扉を開き、全てのチャンスの扉を開いてくれる
 
・勉強し、成長し、学び、講義を聞き、本を読み、夜遅くまで働き、自分自身の野心に投資し始めたならそれによって起こる変化は極めて劇的なものになる
 
・栄養状態は、学習、成績、活力、意思決定、寿命に影響を与える
 
・何か小さなことでいいから初めてみれば、やがてはありとあらゆる規律を身につけられるようになる
 
・まず短期的な目標を持つ
 
・望むものリストを作る
 
・成功できない唯一の理由は、学ぶべき情報をとりいれ、それを直ちに実行しないから
とにかく実践しなければならない
 
・自分が望むものに近づいていけば、宇宙は報酬をくれる
 
・稼いだお金の70%以上は使ってはいけない。残りは自分で利益を出すための資本金、人に貸すためのお金、寄付するためのお金。寄付した相手がそのお金をどう使おうと関係ない。大事なのは与えたという行為そのもの。
 
・お金だけでなく自分の時間の何%かも同じように与えて世界を豊かにする意識を持つ
与えることは素晴らしいこと。
 
・誰かに自分のアイディアを与える。(誰かを成長させてあげる)
 
・最高に価値あるものは手に入れたものではなく、その過程でどんな人間になったか
 
・億万長者になるという目標を設定するのは、それを達成することで自分がどんな人間になれるかということのため
 
・何かを手に入れるために自分の信念を曲げたり、悪いことをしたとしてもそうやって手に入れたものには全く価値がない
・時間をできる限り活用する 時間は有限ではない
 
・一日のスケジュールを細かく立てる
 
 
<マーク・ビクター・ハンセン>
 
・ポジティブかつ正しく考えることで動けるようになって(液体)正しい結果にたどり着くための正しい行動を起こし始める
 
・自分が学ぶ必要のあるものを人に教えることによってその知識はさらに自分のものになる
 
・神に与えられた100%のうちから10%を神に返すことによって神に少し近づく。見返りを期待しようとしまいとそれは問題ではない。収入の1割を収めた瞬間、「世の中」全体が自分に向かって開かれる。お金以外にも、時間、エネルギー、努力といったものでも良い。陰徳を積む。
 
・成功者は皆必死に努力している
 
・情報をインプットすればするほど、より上手くアウトプットできるようになるだけでなく、より良い選択もできるようになる
 
・明確で大きな目標を持つ
 
・同じ目標を持つチームを持つ(マスターマインド
 
・余暇の時間を大切に(時々は1週間の休みを取る)
 
・成功している人物で自分が共鳴できる人物を見つけ、2年間その人物から学ぶこと
成功者から学ぶことなく大成功を収めた人物はいない
 
 
<ウォリー・フェイマス・エイモス>
 
・自分のアイディアに情熱を持つ
 
・何よりもまず行動を起こす とにかく何でもいいから行動を起こす
 
・有益な人の意見を取り入れる
 
・優秀なチームを持つ
 
・全ての人の利益のために期待される以上のことをする。ほんの少し多く余分に与える意識を持つ。
 
・視覚化で潜在意識にインプット
 
・過去に何が起ころうと、自分が呼び戻した場合だけそれは戻ってきて自分を苦しめる。
あるのは今この瞬間のみ。
 
・与えることは受け取ること
 
<ジャック・キャンフィールド>
 
・他人から何をされようと、どう言われようととそんなものは重要ではない。重要なのは、相手のやっていることに反応して自分が何をするかで結果が出る
 
・私たちはリスクを冒さなければならない。ほとんどの人が行き詰まり、成功できないのは、進んで嫌な思いをしようとしないから。コンフォートゾーンをはみ出す。いつもしていることをし続けていれば、いつもと同じものしか手に入らない。
 
マスターマインドグループと付き合う。ポジティブで精神が高揚するようなエネルギーで自分自身を取り囲む。
 
・イメトレをする
 
・どんなに良いゲームプランでも、行動が伴わなければそれは機能しない。地球は3次元の行動の星。まずいゲームプランでも行動を起こすことではるかに前進できる(ただしPDCAの場合のみ)
 
・宇宙は思考ではなく、行動に報いる。とにかく何か行動を起こす。人は考えすぎだし、準備のしすぎ。
 
・重要なのは成功することではなく、成功するために自分がどんな人間になったかということ
 
・上手な頼み方をマスターする
 
・人は自分が間抜けに惨めに見られることを極端に恐れる。
 
・自分がアウトプットしたものはどんなものでも戻ってくる
 
・潜在意識に手に入れたい情報をプログラミングする(具体的な命令、質問、視覚化)
 
・成功したければ自分自身を教育すること(1週間に一冊本を読めば10年で520冊。その頃には自分の分野で上位1%の地位にいる)
 
・自分の少なくとも2倍の収入を得ている人を5〜6人集めてチームを作る(マスターマインド
 
<ロバート・アレン>
 
・経済的安定のためには、多くの異なる源から複数の収入源を持つ必要がある。
 
・眠っている間にお金を稼ぐことが大事
 
・重要なのは自分が大好きな分野を選ぶこと
 
・1ドル1ドルの価値を知ること
 
・お金をコントロールする方法を学ぶこと 毎月お金を残すこと
 
・お金を蓄えること
 
・お金を投資する方法を学ぶこと 専門家に師事し勉強すること
 
・不動産に携わったり、事業を起こしてお金を稼ぐこと
 
・自分のお金を守る方法を学ぶこと
 
・お金を分かち合うこと 幸運によって得たお金の一部を返すことは自分たちの
責任であり、責務。収入の10%を寄付する。支持している団体に気前よく寄付する。
 
・寄付すればするほどお金に対する態度が柔らかくなっていき、与えた本人が広がっていく。
 
・与えることは受け取ること。与えることを学べば、人生は豊かになり、周囲の人々の人生も同じように豊かになる。与えるものは時間でもエネルギーでも良い。
 
・重要なのは何を売るかではなく、自分が売るものを愛さなければならないということ
 
・最初は無料で有益な情報を提供しリストを集める
 
・自分が好きだと思えるテーマを探し、見つかったら書店へ行ってそのジャンルの棚を調べる。
それこそが人々に無償で与えるべき情報の種類。
 
・収入を2倍3倍にしたかったらそれくらいの収入を得ているメンターを持つこと
 
シャロン・レクター>
 
・相手を助けてあげれば相手も自分を助けてくれる。成功している人は自分の成功を分け合い、他の人々も成功できるように力を貸すことが大好き。
 
<ジム・マッキャン>
 
・成功する人としない人の違いは、成功する人は挫折からいち早く立ち直る方法を知っているということ
 
<ジェイ・コンラッド・レビンソン>
 
・第一に投資すべきは時間と、エネルギーと、想像力
 
・人々を完全なる無関心から今すぐ買いたいという気持ちにさせるには、自分のメッセージがその人の心に9回浸透しなければならない。だが3回メッセージを送っても人の心に届くのは1回だけ。諦めないで粘ること!
 
マーケティングは結果ではなくプロセス。プロセスが起こる間粘り続ける強い忍耐力が必要。
 
・何かを実際に行動に移すためには、まずそれを書面に書き出すこと。自分自身に約束を課す。
 
・価格を優先して商品価格を下げ、宣伝広告にディスカウント価格を乗せれば、低次元な客を引き寄せる。
 

オキシトシンが作る絆社会: 安らぎと結びつきのホルモン/ Kerstin Uvn¨as Moberg (原名), シャスティン・ウヴネース モベリ (著), 大田 康江 (翻訳), 井上 裕美 (翻訳)

オキシトシンは脳の視床下部で生成される。
 
オキシトシンは恐怖を軽減し、そばにいたいと思わせ、相手と関り合いを持ちたいと思わせる。
様々な感覚を敏感にし知覚したことの記憶力を向上させる。
穏やかな幸福感を作り出す。
ストレスを減らす。
 
オキシトシンが他の伝達系を作動させる。ドーパミンセロトニンなど。
 
扁桃体の働きを抑制。
 
オキシトシンは母性行動を促す。=子持ちの人の方が他者に優しい。
 
子は授乳を通じてオキシトシンの影響を受ける。
 
女性は出産を通じてオキシトシン神経が活性化される。帝王切開などでは活性化されず、授乳を通じてようやくオキシトシン神経が活性化される。
 
男女ともに子供との触れ合いでオキシトシン神経が活性化。
 
赤ちゃんと母親は早期接触する必要がある。
赤ちゃんへの愛情が増す。強い絆。
赤ちゃんの対人能力も上がる。ストレスにもうまく対処できるようになる。直接的な寄り添い。
 
出産と授乳の次にオキシトシンを放出させるのはセックス。触れたりキスしたり交わったり。
 
オキシトシンの影響で他の人の感情や欲望に反応する能力が高まり、境界線が消えることもある。
 
オキシトシンが集団の結束を高める。
 
オキシトシンレベルが高い人は他者のオキシトシンの放出を刺激するフェロモンを放っている。人は恐怖を嗅ぎとれるは穏やかさにも当てはまる。
 
人の本質は目の周りの筋肉に現れる。
 
他者を穏やかにし、ストレスのレベルを下げ、くつろがせ、コミュニケーション能力を向上させ、人を信頼する力を生み出す。
 
食べ物はある程度寄り添いの代用手段になる。幸福感。タンパク質や脂肪を多く食べると食後穏やかな気持ちになる。人付き合いもよくなり気さくな人間に。これは肌に触れる効果と全く同じ。言わば体内の触れ合い。
 
胃液の分泌を刺激するガストリンというホルモンのレベルが高いと不安度が高まる。
オキシトシンがそのレベルを下げる。
 
子供の頃に犬を飼うことは重要。
オキシトシン放出が増える。
 
ウシも人の心を穏やかにする。定期的に搾乳されるのでオキシトシンに溢れており、人間にも有効な香りを放つのではと推測される。
 
エクスタシー この世界から境界線が消える。
 
オキシトシン効果のある薬 SSRI、  
 
母親と出産数時間以内に早期接触する必要性。
 
昔は大家族だったので寄り添いには不自由しなかった。だが現代は…
また職場でもつながりが失われている。

IDENTITY (アイデンティティ) 尊厳の欲求と憤りの政治/フランシス・フクヤマ (著)

人は利他的な行為を見たとき尊敬の念を感じる。
 
チンパンジーはボスの座につくとセロトニンレベルが上がる。
 
集団の中でボスの座についている霊長類はセロトニン量が多い。
 
政治的に不安定で革命を起こすのは貧困層ではなく中間層。貧困層はその日暮らしで手一杯。 利益よりも損失に敏感。中間層としての 地位喪失の恐怖。

 

彼岸の時間―“意識”の人類学/蛭川立

[象徴としての世界]
一般に、狩猟採集社会における狩猟儀礼や、シャーマニズム儀礼は必要に応じて不定期に行われる。一方で農耕社会、特に夏と冬、雨季と乾季が周期的に巡ってくるような社会では、周期的に行われる農耕儀礼が社会の中で大きな役割を果たすようになる。農耕社会の日常には、収穫を期待して禁欲的に労働するための俗なる時間が流れているが、収穫を祝う祭りでは俗なる時間は、日常的な社会秩序は停止し、聖なる祝祭的状況が出現する。そして共同体がリセットされ、再び次の俗なる時間のサイクルが始まる。こうして、円環的な時間が支配する社会では、人々の過剰な欲望は、定期的な祝祭によって蕩尽され、共同体の秩序は定期的にリセットされることになる。そこでは、狩猟採集社会では社会の中心にあった、不定期なシャーマニズム儀礼は社会の周縁部匂いやられてしまう。
一方、必ずしも差し迫った必要性がなく定期的に行われる儀礼は形骸化しやすく、現代の日本の盆踊りのように、集団トランスを伴わないものに変容してしまうことが多い。
 
[穢れた女の聖なる力]
タントリズム:性や死など理性の影の部分に潜む暗い力を、適切な儀礼や儀式を施すことによって、その不浄さを逆転させ、聖なるものへと変換するという思想。特殊な意識状態を作り出す。
 
あちらの世界へスピリットを訪ねに行く男とあちらの世界からスピリットが訪ねて来る女。
 
[巫女という対抗文化] 
現世で我々が使っている言語は現世の出来事を指し示すためだけにできている。それゆえ神話というのはもともと他界的なリアリティを現世の言葉に翻訳したものである以上、必然的に見かけ上は、荒唐無稽なものにならざるを得ない。
 
反体制運動としてのシャーマニズム。既存の体制、価値観の破壊。日本でもええじゃないかなど。社会的弱者、マイノリティがカタルシスを得る。
 
喜納昌吉は彼自身がシャーマンとしか言いようのない存在。
 
戒律によって睡眠や食事を制限することは、実際に変性意識状態を誘発する。
ニーチェの言うように単なるルサンチマンの解消以上の実利的な意味がある。
 
[自我という虚構]
(転生するのは誰か) 虫の知らせや前世の記憶というのは、死者の霊魂が起こす現象というよりは、むしろ危機にひんした生物が、他の個体に対して何らかの救難信号を発していると解釈したほうが無理がない。サイ仮説
発展途上の胎児の脳が瀕死の危機にある脳が発した信号を拾ってしまう?
 
[理性と逸脱]
全人類が狩猟採集民だった太古の時代には、サイケデリックスの使用と結びついた脱魂型シャーマニズムが地球上で広く共有されていて、それが、農耕と牧畜の発明以降は、徐々に酒の使用と結びついた祭司、霊媒(憑霊型シャーマン)複合型の宗教文化に取って代わられてきた。サイケデリックスは思考が異常になり、幻覚が現れるからという理由で禁止されるが、実際この理由はむしろ逆で、サイケデリックスはわれわれを文化的催眠状態から覚醒させる作用を持つ。サイケデリックスは自我や国家といった本当は存在しないものを存在すると思っている意識状態をから、われわれを覚醒させる文字通りの覚醒剤なのである。だから国家によって禁止されるのだ。
 
占いは不確定な未来を確定させたいという願望を満たしてくれ、賭け事は確定しそうな未来を不確定にしたいという願望を満たしてくれる。
 
(聖なる狂気)
神は右側側頭葉に宿る?
 
ケタミンが引き起こす体外離脱や至福体験が臨死体験の内容と最もよく似ている。側頭葉の内側海馬近辺の働きと関係。側頭葉の内側の海馬にあるNMDAレセプターをブロックすることによって臨死体験が起こるとする仮説もある。
 
側頭葉の過剰活動は自我意識を抑制し、観察意識の働きを強化する。それと神秘的な体験が関係しているのは興味深い。
 
あまりにもショッキングな出来事を体験すると海馬が破壊されその出来事を思い出せなくなる。カミダーリのような巫病も解離性障害も不幸な体験によって引き起こされることが多い。
また海馬は物理的なストレスにも弱く、苦行や臨死体験などでシャーマニックな体験が引き起こされることとも関係している。
 
意識変容の手段:アジア大陸→瞑想 アフリカ大陸→音楽  アメリカ大陸→薬草 
ヨーロッパ→悪魔的なものと見なされ、シャーマン的な女性は魔女として弾圧される。
 
[原始の復権] 
太鼓はおそらく人類最古の楽器で、シャーマンがトランス状態に入るために、なくてはならない道具であった。中世ヨーロッパや、社会主義時代のモンゴルでは、太鼓を所持することが麻薬を所持することのように禁止された。
 
太鼓から繰り出されるメロディのない単調なリズムは、日常的な時間を停止させ、永遠の今を刻み続ける。実際テクノやトランスといった音楽は現代の先進国でレイヴと呼ばれるオルギア的な集団トランス儀礼には欠かすことができない。そこではシャーマンが太鼓を叩く代わりに、DJがレコードを回し、その電子音を大音量でスピーカーから流し、ときにはサイケデリックスを服用しつつ、夜通し踊り続ける。
 

 

「扁桃体パワー」が幸せを引き寄せる―“成功脳”の秘密がわかった!/塩田 久嗣 (著)

 
成功するには行動が不可欠。行動するには感情が不可欠。感情量を増やす。
 
ここぞというときの集中力。
 
扁桃体=好き嫌いを判断する器官。感情を産み出す。
 
ホラー映画や絶叫マシーンが人気なのは扁桃体が大きく興奮するから。
 
恐怖を感じるシチュエーションに身をおくことでも感情量を育てることができる。
 
恐怖、危機を感じたとき扁桃体は活性化するので、空腹や寒い環境に身をおくことで記憶力が上がる。
 
側坐核=やる気を出させる器官。ドーパミンの分泌を促す。行動し始めることで活性化する。目標が達成されたときにも快感の渦を引き起こす。正のスパイラル発生。
 
扁桃体の興奮がドーパミンを出す鍵。
 
刺激の多い環境、適度なストレスが脳を鍛え、感情量を増やす。
 
何か一つに徹底的にこだわる オタクになる。好きなことに没頭する。尊敬する人の真似をするのも良い。
 
五感を研ぎ澄まし、感覚を楽しむ。
 
手や、指先のツボを刺激する。文字を書くことで脳を活性化させる。利き手と違う手をあえて使うのも良い。
 
脳は他の感覚を閉じることで残された感覚に全神経を集中させる。目を閉じて音楽を聴く。想像力も上がる。
 
芸術作品、映画、コンサートを鑑賞する。
 
感情を表に出す。感情をぶつける。笑うときも喜ぶときも泣くときもいつもよりオーバーに!
 
鏡の前で快感情につながる一人芝居をする。笑ったり、喜んだり、身振りも添えて大袈裟に。ヒトカラも効果的。
 
新しい人、違うジャンルの人との出逢いを増やす。一人旅がオススメ。他にもフリマに参加する、パーティーに飛び込む、異業種交流会、合コン、ボランティアなど。
 
今までの自分にとって場違いの所や初めてのバーやレストランに行ってみる。この時の面倒くさい、緊張するという感覚こそが脳を刺激する。
 
たくさん本を読む。特に専門書。脳は負荷をかければかけるほど鍛えられる器官。難しい専門書を読むことで脳を研ぎ澄ます。
 
群れることを辞めてわが道を行く。孤独な時間を有意義に使う。
 
自分だけのジンクスをもつ。
 
緊張したらええい、ままよと開き直る。
小さなプレッシャーのかかる状態から開き直る訓練をする。
 
自分はすごいとアファメーションする。
憧れの人の言動の間を取り入れる。自分を誉める。
 
切羽詰まった状況に自分を追い込む。制限時間を設ける。外出に際して時間ギリギリに出発してみる。本番に強くなる。
 
暗算をする。レジうちを待っている間に会計を自分の頭で出してみるなど。
 
常にもっといいものはないかと考える癖をつける。図形三次元パズルがオススメ。
 
最低一ヶ月に一回は大型書店に行き様々なジャンルの本に触れる。
 
いつもと違う環境に身を置く。一人旅。新しい空間に身をおくことで扁桃体を鍛える。引っ越しも効果的。
 
いつもと違うことをする。
 
自己内省力をつける。PDCAをしっかり回す。
 
臥薪嘗胆の精神を常にもつ。ライバルを作る。過去の自分との比較を常に意識する。競争を意識する。そのような内容の映画を見るのも良い。
 
腹式呼吸する。
 
散歩する。脳を活性化させる。考え事をするときに効果的。
 
丹田を鍛えることで本番に強くなる。腹筋、スクワット、四股。肛門を閉めることを意識。ちなみに緊張したら肛門を閉め、肩の力を抜いた状態でお腹からゆっくり細く長く息を吐くと良い。
 
背筋を伸ばしドーパミンノルアドレナリンを放出する。正座も脳に対する良い刺激になる。
 

総理の娘 ~知られざる権力者の素顔 /岩見隆夫 (著)

<池田勇人>(紀子) 贅沢を嫌い、倹約を貫く。女の子はどこに嫁に行っても耐えていかれるように 麦飯とつけもので十分だ。洋服なんか1,2枚あればいい。人間はきれいな着物を着ないでも、心がきれいなら十分通用するんだ。
 
石いじりに癒しを求める。
 
< 福田赳夫>(和子) 極めて仲の良い夫婦、ツーカーの仲。好好爺。
大角連合に敗れて家族に一言、負けちゃったよお
 
<大平正芳>(森田芳子) みんなのおとうちゃん。3/12日生まれ。
風呂の中で讃美歌を歌う。
 
電光石火で娘の結婚を決める。
 
初孫のクシャクシャの顔を見て一言、あれは普通の顔になるんだろうか…
 
神経が細かく封建的な一面も。風呂にはいる順番など。風呂を空かしておくと機嫌が悪く、不要の電灯は自分でパチパチ消して回った。
 
人の悪口を言ったことがないが、首相指名で勝ったときは俺は勝ったんだ、勝ったんだと何回も言っていた。
 
ハプニング解散の日は帰ってきて本当に疲れた顔をしていた。一時間以上も本の整理をして心を落ち着けていた。議場から出なかった福田派の議員に何とか恩を返さなければと言っていた。 ちなみに小泉純一郎は出ていったがちゃっかり公認をもらっている。
 
<竹下登>(金丸一子)
ごちゃごちゃこだわらない、竹下登の調整力の神髄
 
怒られたことはない。だが怒っているのはわかる、頬がヒクヒクと。逆に怖い。
 
俺は死ぬ日を決めている。亡くなった6/19は議員会館の部屋番号。
 
<宮沢喜一>(啓子) 神経衰弱の強さからわかるように記憶力が異常に良い。会話というのは発音が悪くても言葉を並べれば通じるので、言葉を知っているというのは非常に強い。新しい言葉、知らない言葉を見つける度に辞書で調べていた。好奇心が強い。そして軽い気持ちで使ってみる。
 
トランプで熱くなり勝てない孫がズルすると怒る。孫が泣き出すとルールはルールだと言ってカードを孫に投げつける。
 
 知の人ではあるけれど大きな意味での徳っていうとどうなのかなぁって思う。ものを頭で解決するのが好きな人なのでハートや情でとなるととても嫌がった。長所は欠点であり、欠点が長所であるんでしょうけど…
 
親が有名であるということは傑出した才能の持ち主と近くにいられるということで学ぶことも多く幸運なことだが常に劣等感を感じさせられる。強烈な存在感が常に身近にあるのはうっとうしい。
 
いままでは先輩方にペコペコして、そのうちもっと若い方が出てきたら、今度は若い方にもやられちゃって。二つのジェネレーションの間に落ちちゃうのがあなたの宿命じゃない。
まさに僕もそう思うよ
イスとイスの間に落ちるという英語の表現があるけど、正に僕はそうだろう。
 
総理を辞めさせられるとは思っていなかった。
 
福田、中曽根という米ソ両大国の狭間にあって、小渕は日本のようなものです。
 
おっとりしていながらここぞというときは決断する。
 
お父さんは外に出ると偉いんだぞ。家の中ではパンツ一枚。
 
竹下登は思ったより小柄だが、すごく威圧感があって何か怖い感じ。小渕とはとても仲が良かった。
 
娘が友達をつれてくるとステテコ姿で会話に参加、官房長官時代。女の子には優しい。子煩悩。
 
幹事長時代は娘は大学生。心配でたまらず多忙なのに家の前で娘の帰りを待つ。カラオケセットを買ってあげる。
 
娘が社会人になってからも毎晩ブッチホン
ボーイフレンドからの電話は学生時代からサッさっと切ってしまい絶対つながなかった。
女友達にはやたら親切。
 
ワイシャツのまま使い古しの雑巾のようにクシュクシュになってソファで寝る父を見て事務所に入ることを決断する。
 
森先生に孫ができた。橋本先生に孫ができた。俺も孫がほしい。でも婿の顔はみたくない。ああ、どうしよう。
 
まれな相思相愛の親子。大好きです。ほうっておけないというか、なんていうんでしょう。かっこいいお父さんではないんですが、人間らしいというか、愛着がわくというか、キュンとくる人でした。