自称・ミュージシャンの本棚

シンガーソングライターむーすくりーむの読書メモ集。

自分の中に毒を持て/岡本太郎

ふと惹かれるものがあったら計画性を考えないでパッと何でもいいから手を出す。様々なバリエーションで自分の運命を試す。
 
ただ自分の信じることにわき目もふらずに突き進む。他人と比べない。
 
気力のない大部分はただ座って運ばれていく。悪くもなければ良くもない世界。何かスリルがあるとすれば、それはバスの窓ごしに他の世界のドラマとして垣間見るだけ。
 
あえて敗れることを決意して社会にぶつかる。
 
世の中は変わらなくても自分自身は変わる。
 
他人の発見=自己の発見
 
打算的な結婚=売春
 
爆発=宇宙に向かって全身全霊開くこと
 
今、この瞬間。まったく無目的で、無償で、生命力と情熱のありったけ、全存在で爆発する。それがすべてだ。
 
全人間として生きないで職業の枠の中に閉じ込められてしまうと結局は社会システムの部品になってしまう。 それが現代の虚しさ。