自称・ミュージシャンの本棚

シンガーソングライターむーすくりーむの読書メモ集。

運気を磨く 心を浄化する三つの技法/田中広志

自分の人生で、大きな運気の分かれ目を体験した人間は他者の運気の強さも敏感に感じ取ることができる。
 
 自らの心の状態がその心と共鳴するものを引き寄せる。
 
コミュニケーションの8割り以上は言葉以外で伝わる。
 
無意識の世界の自己懲罰意識や自己否定意識がネガティブを引き寄せる。
無意識同士の感応。
 
瞑想で集合的無意識を浄化。
 
我々の心の中のにある想念がゼロポイントフィールド内の類似情報と共鳴→引き寄せ。
 
無意識の世界をポジティブな想念で満たす。
 
 一般的な引き寄せメソッドはとにかく顕在意識をポジティブで満たしそれを潜在意識まで浸透させようというもの→すでにネガティブが染み込み、また日々ネガティブが刷り込まれていくので極めて困難。また無意識の世界は顕在意識と反対の想念が生まれるという双極的な性質も持つのでより難しい。
 
メディア情報による日々のネガティブの刷り込み。 過去の体験に対するネガティブな解釈、ネガティブの蓄積。日々の行動を邪魔する。人間はその生涯において潜在能力の数%しか開花せずに人生を終えていく。
 
心の世界は電気の世界と似ており、顕在意識でプラスの想念を引き出すと潜在意識でマイナスの想念が発生する。陰陽の法則。必ずできる!→本当にできるだろうか…
無邪気な子供が例外。大人が身に付ける分別=ジャッジ、物事を二つに分ける営み
無邪気な心を持つ。
 
大事なのはクリーニング。病気の克服、才能の開花にもつながる。
 
(人生の習慣を改める)
1:自然の偉大な浄化力に委ねる:自然の中に身を浸す。ただ眺めれば良いわけではなく大事なのは正対すること。独り静かに自然と向き合い身を浸す。深呼吸しながら自然が自分に染み込むのをイメージ。近所の公園でも良い。瞑想と同じ状態になれる。感動して言葉が生まれてくるまでのその刹那。
 
2:言葉の密かな浄化力を活かす:ネガティブな日常言葉を使わない、ポジティブな日常言葉を使う。無意識的に使う日常言葉は恐ろしいほど潜在意識に染み込む。「三つの感」の言葉すなわち感嘆(無条件に本気で心の底から褒める)、感謝、感動
 
3:和解の想念の浄化力を用いる: 苦手な人を思い浮かべて感じる感情の要因を深く見つめる。 そして心の中で相手を思い浮かべて感謝の言葉をのべる。
 
(人生の解釈を変える)
過去のささやかな成功体験を感情と共に思い出す。
音楽はその曲を聞いたときに味わった感情を潜在意識に刷り込む力がある。その力を使って音楽でポジティブな感情を思い出す。
浄化の力。
幸運に導かれるときそれはしばしば不運に見える出来事の姿をしてやってくれる。
ポジティブをネガティブに、ネガティブをポジティブに解釈し直す。この出来事から自分は何を学べただろうか?
 
(人生の覚悟を定める)
自分の人生は大いなる何かに導かれている
 
人生で起きること、すべて、深い意味がある
 
人生における問題、すべて、自分に原因があると引き受ける
 
大いなる何かが、自分を育てようとしていると受け止める、逆境を糧に成長する。成長の最高の機会。
 
逆境を越える叡知は、すべて与えられる。
祈りとは手を合わせて祈っている間の想念ではなく、心の底に常に存在する想念の事。
願望の祈りは心の底に逆の想念を生み出してしまう。
「導きたまえ」という全託の祈り。すべて委ねる。
 
我々が為すべきただひとつのことは心を磨き続けること。